知る・使う・楽しむ ── 奥多摩の清流が育てた、日本の宝
わさびについて記された最古の資料は飛鳥時代の木簡。奈良時代にはすでに地域の名産品として中央政府に納付され、薬として使われていたと考えられています。室町時代から薬味として広まり、江戸時代に寿司や蕎麦の普及とともに一般にも知られるようになりました。
奥多摩では江戸時代に渓流を利用したわさび栽培が始まりました。わさびの葉の形が徳川将軍家の家紋に似ていることから、幕府の許可がなければ栽培できない特別な作物でした。奥多摩のわさびは将軍家にも献上され、多摩川を筏で下って神田市場で競りに掛けられていました。
東京都の約10分の1の面積を持ち、その94%を森林が占める奥多摩町。年間を通じて水温12度前後の清らかな湧水が豊富で、傾斜地の石組みの畑を上から下へ絶えず流れることで、太くて長い良質なわさびが育ちます。
学名はWasabia Japonica。近年の世界的な日本食ブームにより、英語・フランス語・台湾語・広東語・韓国語などでそのまま「wasabi」と発音され、愛されるようになっています。昭和6年に発行された「わさび加工講習会講演集」には14種類のレシピが記録されており、当時から幅広い調理法が研究されていました。
1年を通じて収穫できるわさびですが、旬は春です。
茎も、葉も、花も、全部美味しく食べられます。選ぶときは、深い緑色をしていて、腋芽が等間隔に詰まっているわさびがおすすめです。
わさびの葉柄(茎)を取り除いてください。包丁等で鉛筆を削るように切り落とします。
切り落とした部分からオロシガネで。目の細かいオロシガネにわさびを垂直にあて、力を抜いて優しく円を描くようにすりおろします。
わさびはおろしてから10〜15分位で辛味・風味ともに薄れますので、必要なだけおろしながら召し上がってください。
おろし残りのわさびは、味噌・かつおぶし等と混ぜるか、白菜等の漬物に添えていただくのもよいでしょう。
水で濡らした紙等でくるみ(わさびを乾燥させないため)、ビニールの袋に入れ冷蔵庫で10日くらいは保存できます。袋は密閉しないようにしましょう。
わさびを丸ごと塩と香味塩に漬けることで、冷暗所で半年くらい貯蔵できます。そのまま食べても、甘酢をかけたり、味噌をつけたりしてもおいしく食べられます。
酒粕や酢で漬けたものは密閉できる瓶またはタッパーに入れ冷蔵保存。1週間程度で食べ頃になります。密封が甘いと辛みが飛んでしまうので注意。
わさびは乾燥と熱が大敵。冷蔵庫の野菜室で保管し、使うたびに必要な分だけおろすのが風味を保つコツです。おろしたわさびはすぐに食べましょう。
奥多摩産わさびは根・茎・葉・花のすべてが食材。昭和6年の料理集から受け継がれた伝統レシピから、現代風アレンジまで。
甘さと辛さが絶妙な新感覚スイーツ
おみやげの定番も、自分で作れば一味違う
酒の肴にも、ご飯にもあう!クセになる味
丸ごと使った豪快な漬け物、長期保存も可
爽やかな酸味、上品な味わい
白味噌と作る、ご飯の友
ほんのりピンクの華やかなお漬物
早春を告げる旬の味(2〜4月限定)
鮮やかな緑のわさび葉が食欲をそそる
とろける甘さとピリッとした刺激のハーモニー
千切りわさびと豚肉を甘辛だれで
生野菜にも温野菜にもよくあう万能ソース
爽やかな香りと辛みが程良いアクセントに
肉本来の旨みが引き立ち、後味はさっぱり
わさびの香りと辛みを活かした爽やかパスタ
わさびの風味とコロッケのほくほく感が絶妙
わさびコロッケをバーガーにアレンジ
わさびの甘みを引き出す梅干し。お茶漬けにも
シンプルだけど奥深い、わさびを味わうオトナの丼
サクッとした食感とわさびの香りが楽しめる
ほのかな酸味とピリッとした後味がクセになる
わさびの辛みと香りがうどんにぴったり