【畳石式廃耕田記録#01】20230919 理想のわさび田に巡り合った日。

目次

理想の廃耕田発見

今まで見た中で一番理想に近い廃耕田を発見。

標高750m 湧水温度16℃(気温22℃)

以後一番上の田から番号を振って管理することに。ちなみにここが一番上なので「1番」とする。

使われなくなってかなりの時間が経っている感じはするが、豊富な湧水とバラスを仕入れやすい針葉樹林が北側に。

また南側は広大な広葉樹林になっており、これから秋になるにつれて葉を落とし、冬には貴重な日光が差し込む明るい田になりそう。

一番奥の石垣は崩れているが、下に落ちた石を組み合わせれば石垣を再構築できそう。

問題は湧水がこれから水量が少なくなる冬に向けて涸れないかどうか。
ここから上は広葉樹林帯なので大丈夫かとは思うが田を整備しながら観察を続ける。

その下の田「2番」ここは下に水が潜ってしまっている上に石垣が崩れてしまい大きな修復が必要そう。

さらにその下にも田が連なるが見たところ10年-50年は耕作が行われていない感じ。

理由としては小屋組みはあるが小屋が消失している。
田の真ん中に直径10-20cmほどの木があちらこちらに散見できる点。

所有権的には町有林の範囲なので町に聞きに行く価値はありそう。

問題点はあるけれど

遠い→車を停めてから約1時間歩く、わさび田への道は崩壊している。
道を整備すれば少しは時間短縮できるかも。

引き続き調査していこうと思うが、まずは昔の人たちの苦労を知りつつ、
やってみたいし、「ここでわさびを作りたい」と思うような素敵な環境だった。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

◆ MA-SAN
1978年製山岳仕様。登山歴25年。
中学生の頃から奥多摩に通う奥多摩好き。
本業はヤマデハタラクヒト(rescue & First Aid)

◆わさび栽培
中学生の頃見た「緑の階段」が忘れられず
興味を持っていたわさび栽培への道を模索。

2023年から奥多摩のわさび職人のもとで
本格的にわさび栽培に取り組み始める。

仕事の傍、多くの廃耕田を発見し、
2023年山歩きの途中で30年以上は
使われてないであろう理想のわさび田を発見。
山林を所有する町と契約し耕作を開始する。

2024年より奥多摩わさび組合に所属、
先輩方のもとで伝統的なわさび栽培を学ぶ。

◆きのこ栽培
わさび田の傍で奥多摩の清涼な空気と清流を利用した、
きのこ栽培にも取り組み中。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次