【畳石式廃耕田#18】さらに資材を搬送し植え付け面積を拡大

目次

前回までの進捗状況

畳石式廃耕田では、鹿の侵入を防ぐためのワイヤーネットやポールの設置を進めており、少しずつ作業が整ってきています。また、ワサビ田の面積拡大に向けた準備も考慮しながら、田んぼの再生作業を行っています。

霜が降りて寒さが身にしみます。

本日の作業内容

1. ワイヤー入りネットとポールの運搬

鹿の侵入対策として、さらにポール10本とネットを運搬しました。かなり重労働ではありましたが、事前に準備しておくことで鹿被害を防ぎ、今後の作業を効率的に進めることができます。余ったネットについては、今後のワサビ田拡大時に活用する予定です。

2. 杭打ち作業の課題

地面の石が固く、杭を打ち込むことが難しい状況でした。次回は専用の道具を持参し、しっかりと杭を固定して鹿が侵入できない環境を整えます。

3. ワサビ田の面積拡大

水量が豊富なことから、少し植え付け面積を増やすことができそうだと判断しました。田んぼを少し手直しし、必要な水の供給が見込める範囲を確認しました。

かなり崩れているが少し整えるだけで、、、。

石垣も少し積み上げて使える田になりそうです。

4. 作土の掘削

田んぼ内に入れるための作土を少し掘りました。砂が少し混ざっている土が良いと感じたため、周囲を掘り進め、適切な土を選んで活用する予定です。

5. 防寒対策と火おこしの準備

気温がかなり低く、防寒対策が必須の状況でした。火をつけるのに苦労したため、次回は予備のライターを持参します。

6. 今後必要な道具の確認

落ち葉掃除のための熊手

針金ベンチ

観察できた変化

水の豊富さ:植え付け面積を拡大しても水が足りそうだということを確認しました。

土質の確認さ :適度に砂が混ざった土が作土に適しています。周りに作土が豊富にあることがわかりました。

次の作業予定

1. 専用道具を使用して杭をしっかりと打ち込む。

2. 落ち葉掃除を行い、周囲をきれいに整える。

3. 作土をさらに掘り、田んぼの土質を整える。

4. 鹿侵入対策として、ネットとポールの設置を進める。

鹿が嫌がる脚に絡まりそうな紐、パタパタと音が出るビニールテープ、この後は空き缶などもぶら下げてみる予定です。

気づいた課題や改善点

杭打ち作業の困難さ:石が固いため、専用の道具が必要。次回の持参が必須です。

防寒対策の重要性:寒さ対策として、しっかりとした装備と火おこしのための予備道具(ライター)が必要です。

必要な道具の準備:熊手や針金ベンチなど、作業を円滑に進めるための道具の準備を忘れずに行う必要があります。

次回の作業では鹿侵入対策の仕上げを行い、来年の植え付けに向けた準備を着実に進めていきます。環境を整えながら、ワサビ田の再生を着実に進めてまいります。

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この記事を書いた人

◆ MA-SAN
1978年製山岳仕様。登山歴25年。
中学生の頃から奥多摩に通う奥多摩好き。
本業はヤマデハタラクヒト(rescue & First Aid)

◆わさび栽培
中学生の頃見た「緑の階段」が忘れられず
興味を持っていたわさび栽培への道を模索。

2023年から奥多摩のわさび職人のもとで
本格的にわさび栽培に取り組み始める。

仕事の傍、多くの廃耕田を発見し、
2023年山歩きの途中で30年以上は
使われてないであろう理想のわさび田を発見。
山林を所有する町と契約し耕作を開始する。

2024年より奥多摩わさび組合に所属、
先輩方のもとで伝統的なわさび栽培を学ぶ。

◆きのこ栽培
わさび田の傍で奥多摩の清涼な空気と清流を利用した、
きのこ栽培にも取り組み中。

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