【大丹波湧水廃耕田#01】20240723 新しくワサビ田を借りることができました。

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作業の状況

新しいワサビ田を借りることができました!今回、新たに借りることができたワサビ田は、10年ほど放置されていたものです。場所は道路からすぐ近くにあり、アクセスが非常に良いのが特徴です。この条件は、他に管理している2つのワサビ田と比べても大きな利点です。また、軽トラックを現地で停めて作業できる許可もいただけました。

本日の作業内容

まだ本格的な作業には着手していませんが、現地の観察を行い、今後の作業のイメージを固めました。ワサビ田全体にかなりの水生のコケが生えており、復興には時間がかかりそうですが、湧水がしっかりと染み出している点や、東斜面という日当たりの条件から、良質なワサビを育てられる可能性を感じています。

観察した変化

このワサビ田は、朝日だけが当たる東斜面に位置しています。ワサビは日中ずっと直射日光を浴びると葉が枯れるため、この環境はとても理想的です。過去にこの土地を開拓した方々の知恵を感じさせる場所であり、再び立派なワサビ田として復活できる可能性を秘めていると感じます。

今後の作業予定

まずは、ワサビ田全体を覆うコケを取り除く作業を行う予定です。その後、湧水の流れを確保し、近くの沢から水を引く方法も検討していきます。これらの基盤整備が整えば、ワサビの苗を植え付ける準備に進める見通しです。

気づいた課題や改善点

・長期間放置されていたため、地面の状態や水の流れが不明瞭です。まずはコケの除去と同時に、土壌や水の流れの確認が必要です。

・湧水の量がワサビの栽培に十分であるかどうかも、今後の観察が必要です。沢から水を引ける可能性がある点は心強いですが、適切な設備の導入が求められるでしょう。

総括

今回の新しいワサビ田はアクセスの良さや湧水がある点で、大きな可能性を感じさせる場所です。再生には時間がかかるかもしれませんが、過去の知恵と現代の技術を活用し、良いワサビを育てられるように取り組んでいきたいと思います。

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この記事を書いた人

◆ MA-SAN
1978年製山岳仕様。登山歴25年。
中学生の頃から奥多摩に通う奥多摩好き。
本業はヤマデハタラクヒト(rescue & First Aid)

◆わさび栽培
中学生の頃見た「緑の階段」が忘れられず
興味を持っていたわさび栽培への道を模索。

2023年から奥多摩のわさび職人のもとで
本格的にわさび栽培に取り組み始める。

仕事の傍、多くの廃耕田を発見し、
2023年山歩きの途中で30年以上は
使われてないであろう理想のわさび田を発見。
山林を所有する町と契約し耕作を開始する。

2024年より奥多摩わさび組合に所属、
先輩方のもとで伝統的なわさび栽培を学ぶ。

◆きのこ栽培
わさび田の傍で奥多摩の清涼な空気と清流を利用した、
きのこ栽培にも取り組み中。

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