【西川地沢式廃耕田#02】20240723 水を引き込んで苗を植え付けました!

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作業の進捗状況

今日は、西川地沢式の廃耕田にて、わさびの苗を植え付けました。この場所で作業する際は、いつも「大師匠」が一緒に指導してくださり、師匠の上・下流にはしっかりと育ったわさび田があります。整備が進めば、この地でも良い収穫が期待できそうです。

1本づつ丁寧に苗を植え付けていく。

本日の作業内容

千島ワサビ園さんからいただいた「真妻」の搔き子苗を植え付けました。この苗はわさびの中でも特に風味が良いとされる品種です。真妻の苗は手に入れるのが難しいため、今回いただいた苗を育てながら、この場所で年間を通じてわさびが育つかを確認してみたいと思っています。もし育ちが悪い場合は、来年以降、大師匠と同じ品種の苗に切り替えることも検討しています。

また、この場所は水の供給が安定していないため、石垣の間からホースを引き込み、水が直接入るように整備しました。冬には水量が減少することが予想されるため、将来のためにさらなる水の確保が課題です。

観察した変化

水量の確保に苦労していますが、ホースでの給水により、一定量の水が田に供給できるようになりました。真妻の苗がしっかりと根付くことで、今後の成長が楽しみです。この環境でわさびが順調に育つかどうか、観察を続けていきます。

次の作業予定

引き続き、水の供給状況を見ながら、田の整備を進めます。特に冬に水量が不足しがちなため、さらなる水の安定供給方法を検討し、わさびの枯死や腐敗を防ぐよう努める予定です。また、苗の成長具合を観察し、必要に応じて師匠の品種に切り替えるかどうか判断します。

気づいた課題や改善点

今回の作業で、水量が安定しない場所でのわさび栽培が難しいことを改めて感じました。わさびは適度な水が必要で、水が不足すると枯れやすくなるため、今後もホースや他の給水方法を工夫していく必要があります。また、師匠の豊富な経験に学びながら、最適な環境作りを目指していきたいと思います。

上下のワサビ田には師匠の植え付けたワサビが。
葉を畳んで強い日光を浴びないようにしているのもワサビの知恵です。

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この記事を書いた人

◆ MA-SAN
1978年製山岳仕様。登山歴25年。
中学生の頃から奥多摩に通う奥多摩好き。
本業はヤマデハタラクヒト(rescue & First Aid)

◆わさび栽培
中学生の頃見た「緑の階段」が忘れられず
興味を持っていたわさび栽培への道を模索。

2023年から奥多摩のわさび職人のもとで
本格的にわさび栽培に取り組み始める。

仕事の傍、多くの廃耕田を発見し、
2023年山歩きの途中で30年以上は
使われてないであろう理想のわさび田を発見。
山林を所有する町と契約し耕作を開始する。

2024年より奥多摩わさび組合に所属、
先輩方のもとで伝統的なわさび栽培を学ぶ。

◆きのこ栽培
わさび田の傍で奥多摩の清涼な空気と清流を利用した、
きのこ栽培にも取り組み中。

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