【畳石式廃耕田開墾記録#11】20240710 大丹波のワサビ田が害虫にやられた

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本日の作業

本日は大丹波のワサビ田に植えた苗の育成状況の確認と、来年に向けた3段目のワサビ田の整備に行ってきました。

崩れそうな石垣を積み直し、石の間に少しセメントを入れています。土と混ぜることで将来的には自然に帰りやすいように考慮しつつ、石垣の堅牢性を高めています。このセメントを持って50分山道を行くのがキツい、、、。

ショックなことが起こりました

青々と生育が進んでいた大丹波のワサビ田、今回はさらに勢いを増してきれいな緑色になっているのを楽しみにしていました、、、。ところが、、、。

目の前に広がるのはスカスカになったワサビの葉っぱ、、、一瞬何が起こったのか分かりませんでした。

葉が葉脈を残して食べられてしまっています。その犯人は、、、

テントウムシダマシ、インゲンテントウムシ、と呼ばれる「特定重要病害虫」のようです。もともと原産地がメキシコ南部及びグアテマラの高原地域に生息し、ダイズやインゲンを食害するとのこと。
日本でのインゲンテントウの発生地は標高 500m以上の畑が中心とのこと。今回は寒冷紗をかけてきましたが次回消毒して除去したいところ、自然素材では酢などが有効とのこと。簡単に農薬などを使えないのが流れていく水を使うワサビ田の辛いところです。(いずれ下流の方々の飲み水になります。)

落ち込んである暇はない!

まずは腹ごしらえ。

食べられてしまったものは仕方ないので今後の復活を祈りつつ、来年のために田の拡大を行って行きます。来年は今年よりも多くの苗(600本)を植える予定です。

3段目の田に土を入れて行きます。

とりあえず試しに苗を植えていますが、その横は荒れ果てているのでまた田を直して行きます。まずは「バラス」と言われる大きめの石を入れていく作業にかかります。(肉体作業、1人はつらい。)

この田は真ん中に流れが行ってしまっているので、そこを修正して行きます。バラスをひたすら掘っては運びの繰り返し、これもキツい作業。

30分程の作業でいくらか土とバラスを入れて、さらに最上部の流れを振り分ける樋をつくりました。次回はこの作業の続きです。

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この記事を書いた人

◆ MA-SAN
1978年製山岳仕様。登山歴25年。
中学生の頃から奥多摩に通う奥多摩好き。
本業はヤマデハタラクヒト(rescue & First Aid)

◆わさび栽培
中学生の頃見た「緑の階段」が忘れられず
興味を持っていたわさび栽培への道を模索。

2023年から奥多摩のわさび職人のもとで
本格的にわさび栽培に取り組み始める。

仕事の傍、多くの廃耕田を発見し、
2023年山歩きの途中で30年以上は
使われてないであろう理想のわさび田を発見。
山林を所有する町と契約し耕作を開始する。

2024年より奥多摩わさび組合に所属、
先輩方のもとで伝統的なわさび栽培を学ぶ。

◆きのこ栽培
わさび田の傍で奥多摩の清涼な空気と清流を利用した、
きのこ栽培にも取り組み中。

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