【畳石式廃耕田開墾記録#10】20240605 大師匠が開墾中のワサビ田を見に来てくれた!

目次

ここまでの作業の進捗状況

今日は畳石式という特徴的な構造の廃耕田です。この形式は水流を均等に行き渡らせるための工夫が施されており、ワサビの生育に適した環境が整っています。また、湧水が豊富で、以前の状態からはかなり荒廃してしまっていますがしっかりと整備を行って来たので、今後の収穫量に期待が持てそうです。

本日の作業内容

師匠が育成状況を見に訪れてくださり、大変助けていただきました。作業内容は以下の通りです:

1. 登山道の整備:山に登る途中で倒木が多く、チェーンソーを使って師匠が次々と切り倒し、登山道を整備してくださいました。これによりアクセスが改善し、今後の作業効率が上がりました。

2. 苗の植え付け:師匠が持参した「正緑」という品種の余剰苗を植え付けました。この品種は収穫量が期待できるもので、成長する様子が楽しみです。

3. アドバイスの受け取り:ネットの補強や再利用可能な資材の提案をいただきました。特に、流されたワサビ田からワイヤー入りのネットを回収して再利用する方法は、コスト削減にも繋がる有益な助言でした。

観察した変化

植え付け作業中、苗が元気に育つ様子を目の当たりにし、栽培への期待が膨らみました。また、師匠から「湧水が豊富でワサビ田の状態も良好である」との評価をいただき、これまでの努力が報われたように感じました。

次の作業予定

1. ネットの補強:現在のネットが不十分との指摘を受け、適切な張り直し作業を行います。

2. 資材の再利用:師匠の提案をもとに、他の場所から回収したワイヤー入りのネットを活用できるか検討します。

3. 日常管理:植え付けた苗の水管理や除草作業を進め、苗の健全な成長を促します。

気づいた課題や改善点

ネットの不備:ワサビを守るために欠かせないネットが現状では不十分です。再設置や補強が急務です。

倒木の多さ:登山道や作業場所への倒木が多く、定期的な整備が必要です。

総括

長年培ってきた師匠の経験と知恵を借りながら、畳石式のワサビ田で新たな挑戦がスタートしました。一人で進めてきた作業に対し、大師匠からの評価をいただけたことは大きな励みとなりました。

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この記事を書いた人

◆ MA-SAN
1978年製山岳仕様。登山歴25年。
中学生の頃から奥多摩に通う奥多摩好き。
本業はヤマデハタラクヒト(rescue & First Aid)

◆わさび栽培
中学生の頃見た「緑の階段」が忘れられず
興味を持っていたわさび栽培への道を模索。

2023年から奥多摩のわさび職人のもとで
本格的にわさび栽培に取り組み始める。

仕事の傍、多くの廃耕田を発見し、
2023年山歩きの途中で30年以上は
使われてないであろう理想のわさび田を発見。
山林を所有する町と契約し耕作を開始する。

2024年より奥多摩わさび組合に所属、
先輩方のもとで伝統的なわさび栽培を学ぶ。

◆きのこ栽培
わさび田の傍で奥多摩の清涼な空気と清流を利用した、
きのこ栽培にも取り組み中。

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