【西川地沢式廃耕田#01】20240529/0602 奥多摩西川のワサビ田に着手。

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西川のワサビ田

大丹波のワサビ田はコツコツと開墾していますが、大丹波の反対側の「西川(ニシガワ)」にもひとつワサビ田をお借りすることが出来ました。

数年前まではワサビ田が作られていたというだけあって復興は比較的早く進みそうな感じ?!

、、、とここからが長かった。上部に炭焼き小屋があったようで真っ黒な泥が田に流れ込んでしまっているうえに、沢の水量が少なく泥を流す作業が全然進まなかったのです。

ところがここで雨が何度か降り、水量が増え、作業のチャンスが巡って来ました。

水の引き込み作業

石垣を少しずらしつつ、水の引き込み口を作りました、少しでもバランスが狂うと崩れる可能性があるし、増水した時に沢水の進入を許してしまうことも考えられるので慎重にホース1本分の引き込みの隙間を作り、沢水を引き込みました。

冬に水量が減っても沢水の引き込みを作れれば少しは心配が減ります。

砂利運びとガラ上げ

3日後には砂と砂利を運び、ワサビ田に敷きつめました。大きなバラスの間に細かな砂が入り込むことで根が張りやすくなるそうです。

砂と砂利は

作業も根気よく続ければこのとおり。

水を流しながら泥を流し、「ガラ上げ」という1番キツい作業を終えて何とか苗を植えられる状態になりました。

苗は真妻の掻き子を分けていただきました。師匠曰く「ヒゲ根がほとんどないものは着くかはわからない」とのこと。

とりあえずチャレンジで植えてみて、もし生えて来なそうなら、来年、実生(みしょう)苗を植えればいいやと思うことにしました。

水が均等に流れるようにするのが大切です。植えてしまったら、もう修正は出来ません。いいワサビを作る職人ほど少し盛り上がったような美しい勾配のワサビ田を作り出す印象があります。

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この記事を書いた人

◆ MA-SAN
1978年製山岳仕様。登山歴25年。
中学生の頃から奥多摩に通う奥多摩好き。
本業はヤマデハタラクヒト(rescue & First Aid)

◆わさび栽培
中学生の頃見た「緑の階段」が忘れられず
興味を持っていたわさび栽培への道を模索。

2023年から奥多摩のわさび職人のもとで
本格的にわさび栽培に取り組み始める。

仕事の傍、多くの廃耕田を発見し、
2023年山歩きの途中で30年以上は
使われてないであろう理想のわさび田を発見。
山林を所有する町と契約し耕作を開始する。

2024年より奥多摩わさび組合に所属、
先輩方のもとで伝統的なわさび栽培を学ぶ。

◆きのこ栽培
わさび田の傍で奥多摩の清涼な空気と清流を利用した、
きのこ栽培にも取り組み中。

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