【畳石式廃耕田開墾記録#03】20231013 引き続き荷揚げと器材置き場作成

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作業の進捗状況

畳石式の廃耕田は、林道から徒歩1時間の距離にあり、毎回の作業で道具や資材を運ぶことが困難なため、現場近くに資材置き場を設置しました。この置き場があることで、作業効率が格段に上がることが期待されます。

本日の作業内容

資材置き場を作るため、近くの木材を切り出して簡易的な屋根を設置しました。これにより、雨や風からセメント、ネット、ミ(苗植え用具)やスコップといった資材を保護できるようになりました。現場にある自然素材を使って作成したため、将来的には自然に還ることが可能です。

木を切り出して、削って埋め込みます。

資材の置き場を耕して平らにしました。石を置いて雨が降っても水が下を流れるようにしました。屋根も作ってそれなりのものが出来上がりました。

観察した変化

今回の資材置き場の設置により、資材を効率的に保管できる環境が整いました。また、自然素材だけを用いて置き場を設けたことで、わさび田の風景に溶け込み、人工的な構造物のような違和感がない仕上がりになっています。ブルーシートは違和感があるので将来的に作り替えようと思います。

次の作業予定

次回は、保管した資材を活用して、わさび田のさらなる整備を進める予定です。特にネットの設置や水路の見直しなど、継続的な作業が行いやすくなる見通しです。

気づいた課題や改善点

資材置き場を自然素材で作ったことで、昔ながらの方法が現代のサステナブルな考え方と通じていることを実感しました。かつてのわさび田のように、簡素な建物や自然素材で長期間にわたって活用することが、結果的に環境保護につながると感じています。昔の人々はサステナブルやSDGsといった言葉がない中でも、長い目で環境と調和した生き方を実践していたと学ぶことができました。

おまけ

ドキドキするような古い本が落ちていました、懐かしい!!

道具の整備

取ってきた木のなかで真っ直ぐなものから柄を作り直しました!

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この記事を書いた人

◆ MA-SAN
1978年製山岳仕様。登山歴25年。
中学生の頃から奥多摩に通う奥多摩好き。
本業はヤマデハタラクヒト(rescue & First Aid)

◆わさび栽培
中学生の頃見た「緑の階段」が忘れられず
興味を持っていたわさび栽培への道を模索。

2023年から奥多摩のわさび職人のもとで
本格的にわさび栽培に取り組み始める。

仕事の傍、多くの廃耕田を発見し、
2023年山歩きの途中で30年以上は
使われてないであろう理想のわさび田を発見。
山林を所有する町と契約し耕作を開始する。

2024年より奥多摩わさび組合に所属、
先輩方のもとで伝統的なわさび栽培を学ぶ。

◆きのこ栽培
わさび田の傍で奥多摩の清涼な空気と清流を利用した、
きのこ栽培にも取り組み中。

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