【畳石式廃耕田開墾記録#06】20240123 頂いた真妻の掻き子を植え付けた

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作業の進捗状況

今日は、「千島わさび園」の師匠から「真妻(まづま)」という貴重なわさびの苗をいただき、早速植え付けを行いました。本来は植え付けに適した時期ではありませんが、根がしっかりとついた苗があることから、試験的に育成することにしました。

本日の作業内容

いただいたわさびの苗を畑に植え付け、苗が環境に適応できるか様子を観察していくことにしました。今回の植え付けにより、現在の水質や日当たり、湧水量などがわさびに適しているかを確認できる貴重な機会になります。

来年の春に新しい苗を本格的に植える際に、成長しやすい条件を整えるための準備ができます。

また、植え付けたばかりの苗はまだ小さく、鹿から守る必要があるため、簡易的に防護対策も施しました。今回は「寒冷紗」という資材を使い、霜から守りつつ適度な日光を取り込めるように工夫しました。

観察した変化

今回植え付けた「真妻」は、わさびの中でも特に風味が良いことで知られる高級品種です。苗は小さいながらも、しっかりと根が張りつつあります。今後はこの苗が少しずつ大きくなり、順調に育っていくことを期待しています。植え付けから成長までには約2年かかる品種ですが、試験的に植えたことで、環境の適応具合も含め、今後の成長を見守りたいと思います。

次の作業予定

今後は、苗の状態を観察しながら、防護ネットの設置を検討します。鹿などの動物からの被害を防ぐため、適切なタイミングでネットを張り巡らせる計画です。また、気温の変動に注意しながら、寒冷紗の追加や調整を行う予定です。

気づいた課題や改善点

今回の植え付けで感じたのは、時期外れの苗を守るための準備が重要だということです。高級品種の「真妻」が無事に育つよう、寒冷紗を使った霜対策や、動物対策に細心の注意を払い、適応できる環境を整えていきたいと考えています。また、2年という長い成長期間を見越して、引き続きサポート体制を整えながら作業を進めていきます。

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この記事を書いた人

◆ MA-SAN
1978年製山岳仕様。登山歴25年。
中学生の頃から奥多摩に通う奥多摩好き。
本業はヤマデハタラクヒト(rescue & First Aid)

◆わさび栽培
中学生の頃見た「緑の階段」が忘れられず
興味を持っていたわさび栽培への道を模索。

2023年から奥多摩のわさび職人のもとで
本格的にわさび栽培に取り組み始める。

仕事の傍、多くの廃耕田を発見し、
2023年山歩きの途中で30年以上は
使われてないであろう理想のわさび田を発見。
山林を所有する町と契約し耕作を開始する。

2024年より奥多摩わさび組合に所属、
先輩方のもとで伝統的なわさび栽培を学ぶ。

◆きのこ栽培
わさび田の傍で奥多摩の清涼な空気と清流を利用した、
きのこ栽培にも取り組み中。

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